カワグチの歴史

●父・恭隆との想い出

 父とたまたま二人きりになったある時、私は父に日頃抱いていたある疑問を尋ねたことがありました。

「洋菓子作りの勉強のために、フランスではなくて、何故ドイツを選んだの?・・・」

 しかし、父からは何故か明快な回答は返って来ませんでした。ただ、今とは違って、当時の海外就労はそれは大変なことだったそうです。

伝統のドイツ菓子への想い

●創業85年 伝統のドイツ菓子への想い

 昔とは違って、今ではスイーツとして実に様々な洋菓子があるようですが、当店では、昔から馴染みの常連のお客様を始め、噂を聞いてわざわざ遠方から尋ねて来てくれたお客様に、父が苦労して習得した歴史あるドイツのケーキを、今までも、そしてこれからも大切に作り続けたいと思います。
 洋菓子のカワグチは、創業以来80年以上の長い歴史の時を刻み、様々な歴史を積み重ねてまいりました。今までも、そしてこれからも、多くのご愛顧の皆様に召し上がって頂けるように、本場ドイツ菓子の伝統と味わいを脈々と受け継いでいきたいと思います。(1932年創業)

伝統のドイツ菓子への想い

●二代目の父・川口恭隆がドイツ菓子業界紙にて紹介

 二代目の父・川口恭隆が、ドイツ菓子業界紙の「Konditorei uno Cafe」にて、日本から修行に来たドイツ菓子職人と紹介されました。(1963年8月10日)

●ドイツ菓子で「日本の和」を表現

 「五重塔」に見立て「日本の和」を表現たお菓子の作品を披露しました。

伝統のドイツ菓子への想い

●二代目の父・川口恭隆がドイツでの修行を終えた証明書

 二代目の父・川口恭隆が、ドイツでの修行を終えた際に、ドイツのバーデン・バーデン市のケーニッヒ洋菓子店より証明書が与えられました。(1963年9月30日)

●ヨーロッパの伝統に学び、日本人の味覚を満たす

 もっとも良いものを味わっていただくために、本物の味を求めてお菓子の本場ドイツで洋菓子の伝統と技術を学びました。こういった過程を経て、カワグチの職人たちの熟練した「巧の手」によって、努力と挑戦が繰り返され、創りあげられています。
 「ヨーロッパの伝統に学びながら、日本人の味覚を満たす現代に生きたお菓子を創りたい」と私たちは考えます。

1912年
初代(祖父・川口正)が、佐賀にて誕生。
1932年
初代(祖父・川口正)は、長崎で和菓子やカステラを学んだ後に、八幡製鉄で賑わう八幡本事務所のお膝元の中央町にて菓子店の一号店を開業。
ここからチャレンジ(挑戦)が始まった!
1935年
二代目(父・川口恭隆)が、北九州市八幡にて誕生。
1945年
第二次世界大戦後、製鉄の職員で活気づく隣町の春の町にお店を移転。(春の町店)
1951年
二代目(父・川口恭隆)は、東京下北沢の風月堂にて修行を始め、都内数ヶ所を巡る中で、当時日本に入ってきた洋菓子と出会い、和菓子の仕事を終えた後に洋菓子を学んだ。当時は洋菓子の情報が乏しいため、本場の洋菓子の修行にドイツに渡る。帰国後、再び都内のホテル等にて仕事に就く。
ここからチェインジ(変革)が始まった!
1964年10月14日
八幡の黒崎に二号店(黒崎店)を開業。
1964年10月14日
八幡の祇園町に三号店(祇園町店)を開業。
1967年
三代目(長男・川口竹和)が、八幡の黒崎にて誕生。
2013年5月1日
三代目(長男・川口竹和)が事業を承継。
ここからイノベーション(革新)が始まった!

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